1.はじめに
結婚式は一生に一度の大イベント。
そして、多くの場合、一緒に生活し始めて間もないタイミングで行われます。
そのため、なかなか結婚式費用の節約について話を切り出せなかったり、費用の節約に関する情報自体が少なかったりします。
そんな中、私たちは結婚式の費用は出来るだけ抑えつつ、皆が満足できるような結婚式にしようと話し合い式を挙げました。
そこで、今回は、式場選び~事前準備~当日の3つに分けて、私たちが気を付けたことや反省点をお伝えしていきたいと思います。
2.スケジュールについて
私たちは1月に式場を決定し、10月8日に結婚式・披露宴を行うための準備を進めてきました。
まずは、大まかな準備のスケジュールについて共有しておきたいと思います。
<1月~3月>
招待状の準備(デザインや文面などの決定)
招待者のリストアップ
参加の可否についての事前調査
参加可能者に対する招待状の送り先の確認(住所・郵便番号)
<5月>
両家顔合わせ(親族間における諸々の意向確認も実施)
8月の衣装合わせの際に試着する衣装のピックアップ(ウエディングドレス、留袖(両家母・新郎妹用))
<7月>
招待状発送(受付やスピーチの依頼も含む)
新郎新婦のプロフィール作成(司会者提出用)
<8月>
招待状とりまとめ(前泊・当日泊の有無や変更、女性ゲストのメイクの要否なども含む)
衣装合わせ
披露宴の料理メニュー決め
披露宴のタイムスケジュールの確認
引き出物の内容決め
プロフィールムービーに用いる写真集め(幼少期から現在に至るまで) ※動画撮影も後に追加
<9月>
音楽の打ち合わせ(入場・乾杯・ケーキ入刀・新婦の手紙・花束贈呈・新郎新婦退場時の選曲は必須。歓談中などのBGMは任意。)
司会者との打ち合わせ(プロフィールの詳細確認や新郎新婦に関する話題の提供)
<10月>
本番
3.新郎新婦間での調整
結婚式で大切だと感じたのは、やはり新郎新婦の歩幅を合わせること。
前回の記事でも触れましたが、この結婚式は資金面で不安があり、コストカットが必要でした。
私の力不足で妻には我慢を強いてしまいました。
申し訳なかったなと今でも思います。
ですが、そのことは正直に伝えました。
そのことを受け入れ、お金をかけずとも工夫をして良い結婚式にしよう!と前向きに結婚式の準備に取り組んでくれた妻には感謝しています。
具体的に私たちが取り組んだことは以下の点です。
【お色直しはしない】
⇒ 2ウェイモデルのウェディングドレスを選ぶ(結婚式と披露宴で変化をつける)
⇒ 小物やアクセサリー、ヘアメイクで変化をつける
【結婚式の装い】
【披露宴での装い】
【前撮りはしない】
⇒ 妻の友人に2人の絵を描いてもらいウェルカムスペースに設置
【オプションは極力つけない】
⇒ 1点豪華主義でプロフィール動画に力を入れました
【直筆のメッセージカードを当日出席者の席に配布】
⇒ 1人1人にきちんと感謝を伝えるための妻のアイディアです
その後、友人や親族からぜひこれも使ってほしいとの申し出がいくつかあり、ありがたく厚意をお受けさせていただきました。
お手製のリングピローやウェルカムスペースに置くオブジェやぬいぐるみ、(サイズが合わず断念しましたが)お色直し用のドレスなどをご提案いただきました。
知り合いの皆様のご厚意により会場が格段に華やかになりました。
本当にありがとうございました。
4.両親との調整
両家とも両親が高齢なこともあり、支援は想定しておりませんでした。
ですので、基本的なことは私たちが決め、事後報告的に決定事項を伝えるスタイルで計画を立てました。
そういう意味では、とてもやりやすかったなと思います。
8月に衣装合わせのために新潟入りした際、結婚式や披露宴について新郎父より2つの提案を受けました。
1つ目が、引き出物の充実。
2つ目が、2次会の開催です。
どちらも自分たちが負担するから検討してほしいというのです。
引き出物の充実は言わずもがなですが、2次会は少し特殊な形でした。
披露宴の終了直後、都合のつく方を対象に会場ホテル内にある別室を借りて1時間程度の立食パーティーを参加費無料で提供するという形です。
2次会というよりは披露宴の❝延長戦❞というほうがしっくりくるかもしれません。
ゲストの方々が楽しめるようにという父の配慮でした。
その厚意をありがたく受け取り、計画に追加させて頂きました。
ゲストの評判も上々で、はじめましての方同士が楽しそうに会話をし、私たちも普通に皆と雑談する機会をもててとても素敵な時間を過ごすことができました。
両親との関係で反省があるとすれば、連絡体制や情報共有についてです。
基本的に、こちらが作成しておいたスケジュール表を渡し、それに沿って親族からの問い合わせなどに対応するよう求めたのですが、スケジュール表の読み込みが甘かったり、スケジュール表に記載されていない部分について独自に解釈をするなどしていたことが直前になって判明し、肝を冷やしました。
この点は親任せにしすぎていたなと反省しています。
5.友人との調整
友人に対しては、特別なことは何もしていません。
スピーチや受付のお願いなど最小限にとどめ、とにかく気楽に参加してほしい、楽しんでいってもらいたいとしか考えていませんでした。
その一環として、宿泊プランのある会場を選んで、招待状に宿泊の有無について事前に確認を取る項目を設けておいたのですが、遠慮なしに宿泊を選択すると新郎・新婦に費用面での負担をかけるのではないかと心配し、宿泊なしを選ぼうとしていた友人が思いのほか大勢いました。
たまたま友人の一人がそのことについて確認を求めてきたので、宿泊なしでもありでも費用負担は変わらない旨説明し、それを他の友人にも周知できましたので遠慮の連鎖が広がる事態には至りませんでした。
宿泊については、無用な遠慮が生じないように予め説明をしておくのが無難だと思います。
あとは、急な体調不良やスケジュールの都合、勘違いなどにより当日の予定に遅れが生じたりします。
事前の確認を徹底することと予定通りにいくかどうかは別物だと思っておいたほうが精神衛生上はよいと思います。