1.はじめに
結婚式は一生に一度の大イベント。
そして、多くの場合、一緒に生活し始めて間もないタイミングで行われます。
そのため、なかなか結婚式費用の節約について話を切り出せなかったり、費用の節約に関する情報自体が少なかったりします。
そんな中、私たちは結婚式の費用は出来るだけ抑えつつ、皆が満足できるような結婚式にしようと話し合い式を挙げました。
そこで、今回は、式場選び~事前準備~当日の3つに分けて、私たちが気を付けたことや反省点をお伝えしていきたいと思います。
2.検討事項
①招待予定者のリストアップ
②エリアの絞り込み
③予算
④その他(日取り、ドレス、連絡・打ち合わせ)
⑤決め手
3.①招待予定者のリストアップ
最初に行ったのは、参加してほしい人のリストアップ。
【最大で何名が参加することになるのか】【新郎側ゲストと新婦側ゲストの人数に大きな差異がないか】【居住地に偏りがないか】
この3点の確認が大切です。
最大で何名が参加することになるのか ⇒ ❝式場のキャパ❞
新郎側ゲストと新婦側ゲストの人数に大きな差異がないか ⇒ ❝人数バランスの調整の要否❞ ❝テーブルの配置❞
居住地に偏りがないか ⇒ ❝式場の場所❞
と関連してくるからです。
ちなみに、私たちは当初50名(新郎30名:新婦20名)程度を想定しておりましたが、
招待状を40名に送って、最終的な出席者は37名(新郎23名:新婦14名)となりました。
4.②エリアの絞り込み
①で、予定者の居住地に偏りがないかを確認するとよいと言いましたが、それはここで活きてきます。
私たちは、新郎が新潟県、新婦が長野県、居住地が愛知県でしたのでどこで式を挙げるかが大きな悩みでした。
最初は両家の平等を考慮して中間地点である新潟県上越市や新婦の地元である長野市が候補に挙がりましたが、最終的にはどちらも断念しました。
上越市は両家の中間地点ではありますが、上越市に居住している人はおらず、両家の人間全員にとって中途半端に遠い場所にあり、交通の便もあまりよくないため結局誰も得をしない点がネックになりました。
長野市は新婦側にとっては都合が良かったのですが、新郎側ゲストが多くいる新潟県中越・下越地域とはアクセスが悪く、しかも高齢者比率の高い新郎側ゲストにとっては移動の肉体的負担が大きいために出席を断念する人も多数出てくることが見込まれました。また、欠席者が少なかったとしても、その分「お車代」が多額になることも懸念されます。これらを考慮して長野市での開催も断念しました。
そこで、浮上してきたのが新潟県長岡市でした。
出席者の多数を占める新郎の親族の大半が車で30分圏内かつ同方面に住んでいるため送迎バスを1台用意すれば送迎ができること、新郎側ゲストも新潟市内と東京方面に集中していたため新幹線1本で到着できること、新婦側ゲストは比較的若いため新幹線の乗り換えも苦にならないこと、自家用車で来場できる方も多かったことが決め手になりました。
結果的にこの判断は良かったと思います。
居住地に偏りがあるならば、下手に間を取るよりも、その偏りに合わせて式場のエリアを設定した方が結果的に全体の満足度は高くなると思います。
もちろん、負担を強いることになる人に対する配慮が別途必要となるのは言うまでもありません(交通アクセスの良さ、宿泊オプションなど)。
5.③予算
エリアの絞り込みができたら、予算をある程度決めた上で式場を選んでいく(絞り込んでいく)ことになります。
冒頭にも述べましたが、私たちは結婚式の費用をなるべく低額に抑えようと決めていました。
結婚相談所を開業して間もないため資金面に不安があったこと、両家とも親が高齢で資金援助が期待できなかったことがその理由です。
そこで私が考えていたラインが200万円です。
挙式・披露宴の平均費用が292万3000円とされているので(※ゼクシィ調べ)、かなり抑えめな設定だと思います。
ここで注意が必要なのは、結婚式費用は式場に対して支払うお金だけでなく【お車代】【(ゲストも含めた)宿泊費】なども発生してくるということ。
式場によって計上されていない項目なども変わってきますので、提示された金額だけではなく、その内訳にも注意し追加費用の発生がどれほどになるのかということも考慮しておくことが重要です。
6.④その他(日取り、ドレス、連絡・打ち合わせ)
私たちは1月頃に式場選びに着手し、9月後半~10月を目標に準備を進めていました。
個人的に準備期間は十分かと思っていましたが、この時期はやはり人気があり、休日の大安の日はこの時点で埋まっていました。
大安は魅力的ではありましたが、そこは断念し、祝日も含めて3連休とスケジュールを立てやすい10/8(土)先負の12時~で会場を抑えました。※先負は午後から運が上向く日なんだそうです。
コロナ禍で結婚式をしないカップルも多かったこともあることでいくらか救われましたが、今後は1年以上前から式場を抑えておくべきだと思います。
意外と苦労したのが妻のウエディングドレスでした。
妻は身長が高いため、サイズに合うドレスを置いていない式場が多くありました。
通常プランに含まれているドレスでサイズの合うものがあるかないかの確認は大切だと感じました。
連絡や打ち合わせは、現地で対面方式で行うのがスタンダードでしたが、基本的にウェブ会議で事足ります。
私たちは衣装合わせのために現地に一度行ったきりで本番を迎えましたが、困ったことはありませんでした。
7.⑤決め手
最終的に私たちは、こちらの式場のプランを選択しました。
正直なところ、建物などの設備面に少し古さや垢抜けなさを感じました。
ですが、その部分を除けば本当に申し分のないプランだったと思います。
特に感じたのは、新幹線の止まる駅の近くに立地するホテルの利便性の高さ。
高齢な親族にとっても、同世代ゲストにとっても受け入れてもらいやすいポイントだと思いますので、立地の面でこだわりがなければ是非検討してみて下さい。
以下に良かったなと思う点を列挙します。
【追加オプションなしでも必要なことはほぼプランの中に含まれている】 ⇒ 予想外の出費が抑えられる
【ゲスト全員分の宿泊費が無料】 ⇒ ゲストも気兼ねなく結婚式を楽しめる、遠方からの出席者に対するエクスキューズとしても有効
【長岡駅から徒歩3分の立地】 ⇒ 移動の負担が小さい、時間の制約が小さいので遅刻などにも柔軟に対応できるので当日の不安要素が1つ減る
【料理が美味しい】 ⇒ なんだかんだ言ってもこれは嬉しいです
【スタッフの方が親身】 ⇒ 有料オプションをお断りしても無料の範囲で代替案を示して頂いたりしてありがたかったです
【料金精算が後払い制】 ⇒ ご祝儀を頂いてそれを直接精算に充てられるので助かりました