結婚相談所に入会する以上は失敗したくないと誰もが思うもの。
今回は婚活で失敗しないための注意点についてお話しします。
こんな例を用意してみました。
あなたは例に出てくるCさんとの交際にOKを出すでしょうか?
あなた(女性)が結婚相談所に入会したところ、2人の男性からお見合いの申し込みがありました。
2人のデータは以下の通りです。
【Aさん】
年齢:29歳
職業:SE(大手IT企業勤務)
年収:1000万円
容姿:イケメン
【Bさん】
年齢:34歳
職業:サラリーマン
年収:500万円
容姿:普通
あなたは入会したてということもあり、AさんBさんのお二人とお見合いを行うことにしました。
Aさんは知的で話しも上手だったため、とても楽しくトークをすることができました。
Bさんは口数が多いわけではありませんがあなたの話をよく聞いてくれます。
お見合いの感触も悪くなかったので、あなたはAさんBさん両方とプレ交際に進むことにしました。
2人とデートを重ねる中で、Bさんはとても誠実にあなたと接してくれましたが、どこか物足りなさを感じ、結婚を見据えてAさんと真剣交際に進むことを決断しました。
しかし、真剣交際に進んでもAさんはなかなかあなたと結婚に踏み切ることができず、その煮え切れない態度に耐えかねてあなたの方から別れを告げることになりました。
あなたは気を取り直して1から婚活をスタートさせることにしました。
それから間もなくしてCさんからお見合いの申し込みがありました。
Cさんのデータは以下の通りです。
【Cさん】
年齢:36歳
職業:自営業
年収:700万円
容姿:普通
Cさんとお見合いをしたところ、Cさんは基本的にはまともな人だと感じましたが、自分の話が多く少し退屈でした。
あなたはCさんのことを、
「Aさんほど魅力的ではないし、Bさんほど誠実でもない」
と判断し、交際をお断りしました。
その後もコンスタントに申し込みはあるものの、同様の理由を付けて交際をお断りしました。
そのうち、お見合い自体を億劫に感じるようになり、ついには結婚相談所を退会してしまいました。
さて、あなたはCさんとの交際にOKを出せたでしょうか?
おそらく多くの方が上の例のような理由で交際を断ったのではないでしょうか。
私は、Cさんのことを門前払いにしない人ほど婚活は失敗しにくいと思います。
なぜなら、AさんBさんとの比較をせずにCさんの良いところを見出そうという姿勢があるからです。
他者との比較。
ここに婚活特有のワナがあります。
結婚相手となる人を好きになるプロセスというのは、恋愛結婚の場合、多くの方が以下のようなプロセスを辿ります。
「会う→人柄を知る→好意を持つ→スペック確認」
一方、結婚相談所での婚活の場合は以下のようなプロセスを辿ります。
「スペック確認→会う→人柄を知る→好意を持つ」
両者の違いは大きく2つあります。
①婚活の方が実際に会うまでのハードルが高い
②婚活の方が好意を持つに至るまでに超えるべきハードルが多い
まず①について説明します。
恋愛の場合、異性との出会いは学校や職場の中などの偶然がきっかけになる事が多く、会う・会わないという選択肢が提示されない状況で半ば強制的に出会いが発生し、その人の人柄を知ることとなります。
一方、婚活の場合はあなたが積極的に会うという意思表示をしなければお相手と会うことはありません。
また、会うか会わないかの判断材料としてその人の詳細なプロフィールを参照することができます。
そして、プロフィールに記載されている項目は、年齢・容姿・職業・家族構成など他のお相手と比較することが容易なものが多くあるので、
○○さんは××さんより優れているとか劣っているとかいった判断もしやすくなります。
困ったことに、婚活経験が増えれば増えるほどスペックの比較は厳しくなっていきます。
年収だったら△さん、容姿だったら□さんの方が上だったというように。
その結果、スペックを比較してお相手とのお見合いを拒否するということが頻発し、会うことのハードルがどんどん高くなっていきます。
次に②について説明します。
恋愛の場合は、会って・人柄を知って・好きになるという3段階であるのに対し、
婚活の場合は、スペック確認をして・会って・人柄を知って・好きになるという4段階を必要とします。
そのため、超えるべきハードルが単純に多い分、婚活でお相手のことを好きになる確率は当然下がります。
以上2点が私の考える婚活特有のワナです。
婚活歴が長ければ長いほど上手くいきづらくなってしまう理由はここにあると言ってしまってよいでしょう。
この婚活特有のワナにはまらないためのWAの見解はこうです。
限られた時間で婚活を効率的に進める上でお相手のプロフィールの確認はとても大切です。
しかし、いくらプロフィールを確認し、スペックを比較しても、そのお相手の人柄、相性、価値観などは実際に会ってみない限りわかりません。
そして、結婚後も幸せに過ごしていけるかどうかは、スペックと同じか場合によってはそれ以上に人柄や相性、価値観が合うかどうかという点にかかっているとも言えます。
まずは先入観を持たず色んな方と会ってみましょう。
意外なところで仲が深まることも少なくありません。
上の例で出てきたCさんも、AさんBさんと比較しなければ比較的簡単にCさんの良さに気付くことができたかもしれません。
お相手一人一人の良いところにきちんと目を向けること。
当たり前のことですが、これが婚活を続けていく上で失敗しないコツです。
最初のうちはお相手一人一人の良いところを確認しながらお見合いをしていても、
知らず知らずのうちに目が曇ってしまうことは誰にでもあります。
そんな時にはWAのカウンセラーを頼ってみて下さい。
あなたにそっと寄り添い、軌道修正のための提案やアドバイスを行います。
一人では上手くいかなかったこともカウンセラーと一緒に乗り越えることができるのが結婚相談所の良いところだと思います。
今回の記事と併せて読んでいただきたい記事がありますので、気になる方は以下のURLから覗いてみて下さい。
それでは今回はこの辺で。
「お見合い結婚と恋愛結婚の違い」
「結婚の意味」
https://happyrebirthday.net/2021/07/23/%e7%b5%90%e5%a9%9a%e3%81%ae%e6%84%8f%e5%91%b3/